水漏れやトイレのつまりなど、水のトラブルが起こった時には「早く何とかしないと！」と焦ってしまいますよね。自分の家がどんどん水浸しになっていく、そんな状況では誰もが冷静さを欠いてしまっても仕方がないですし、マンションやアパートなどの集合住宅なら尚のこと。他の住戸に被害が広がってしまったら…と、最悪のケースが頭をよぎり「早く業者に電話！」と考えてしまうはずです。

しかし焦るあまり適当に見つけた業者に電話し、水道工事が終わると『驚くような高額請求をされた』という残念なお話を耳にすることがありますが…、同業者としては話を聞くだけでも心が痛みます。

悪徳業者は知識のない人を狙ってインターネットやチラシなどであちこちに網を張り、いざ現場に着いたら説明もそこそこに作業に入る。そして事後に「この修理ならこの値段は当たり前」という調子で高額請求してきます。彼らは相手に文句を言わせないテクニックには長けていますからこれが厄介です。
そんな悪徳業者をうっかり家に招き込んでしまったら、簡単なポンプ洗浄で済むはずのトイレつまりでさえ、便器の交換が必要な高額な修理に変わってしまいかねません。

しかも悪徳業者は「信頼を積み上げることを前提としていない」のが厄介なところで、消費生活センターや警察に連絡しようがお構いなしです（消費生活センターは屋号を変えれば対応の意味が無くなり、警察は基本的に民事不介入です）。

そんな心無い業者のおかげで、最近では「水道業者」というだけで『ぼったくられるかも』と警戒心を持たれてしまうこともありますが…、先に申し上げると悪質な業者は実は一握りだと思っています。
ただその一握りの悪徳業者が精力的に、そして何度も悪行を繰り返す結果、多くの方が被害にあっておられるのも事実です。

そんな悪徳業者の被害にあわぬよう、ポイントを押えて信頼できる水道修理業者をしっかりと見極めてください。

高額請求する悪徳・ぼったくり業者の見分け方

良い修理業者を見極める為にも、まずは悪徳・ぼったくり業者の特徴を見ていきましょう。

法人名・所在地を明かさない、名乗らない

広告に『水のトラブル～～センター』など、分かりやすいサービス名（屋号）のみ書かれていて、正式な法人名や所在地などを明かしていない業者には要注意です。
悪徳業者は適当な屋号で営業し、問題が起きたらすぐ名前を変えて悪事を繰り返す、というところも多いものです。
もし会社名や所在地などを聞いても答えてくれない場合は、信用できない会社として依頼しない方が良いでしょう（賃貸住宅の管理会社や保守サービス会社が手配する水道業者は、意図的に名刺を出さないこともあります）。

現場も見ず、極端に安い料金を提示

水回りのトラブルには様々な原因があります。例えば同じ「水漏れ」でも、パッキンの交換など安価で済むものから、配管の交換が必要など比較的費用がかさむケースまで、原因とそれに必要な対策は千差万別です。
それにも関わらず、現場もろくに見ずに極端な安い料金を提示する業者は、もしかして「はじめに安そうな印象を与えて家に入りこむ」ことを目的としているのかもしれません。そんな人の弱みにつけ込むような業者なら、後から追加費用として想定外の請求をされることもあり得ると覚悟しておきましょう。

作業前の十分な説明が無く、見積りを出さない

悪徳業者の被害者の多くが、「知らない間に作業に入って、あとから予想外の高額請求をされた」という経験をされているようです。もしくは「作業に入る前は安く説明していたのに、途中で理由をつけて高額な金額を要求し、断ると現状復旧（取り外した便器を元に戻すなど）が別料金で、結局聞いていた料金だけでは済まなくなった」などのケースもあるようで、こちらが素人なのをいいことに、悪徳業者はあの手この手で高額な請求を要求してきます。
関連知識を持たない一般の方にこれらを完全に防ぐことは難しいかもしれませんが、少なくとも な説明も無しに作業に入らせるようなことは絶対に避けましょう。また口頭の説明だけでは後々トラブルの元にもなりかねませんので、必ず作業内容が明記された見積もりを書面にて発行してもらってください。
当然、これらの対応を渋る業者には（早く問題を解決したい気持ちも分かりますが）依頼を控えることをお勧めします。

信頼できる水道工事業者を見極めるには

上記「悪徳・ぼったくり業者の見分け方」の3つを元に粗悪な業者を排除できたとしても、それだけで信頼できる水道工事業者が見つかるとは限りません。世の中には水道工事業者は数多くありますから、信頼できる優良な会社もあれば、当然そうで無いところもあります。そこで信頼できる優良な会社を見極める為のポイントをご紹介いたします。

水道局指定業者であること

水道局指定業者とは「専属の水道設備責任技術者が在籍している、水道設備工事を行うために必要な機材を有している」等の必要条件を満たした業者に対し、各地方自治体が認定した業者のことです。
それだけで『即信頼できる！』とは言えませんが、少なくとも一定の技術力や実績がなければ認定はされませんし、会社として信頼を積み重ねる姿勢があることは間違いありません（つまり仮に問題があった時でも、消費生活センターなどに相談することが有効になる可能性が高い）。

価格やサービスが適正で裏付けがある

先に述べたような「一見安そうに見せて最後にぼったくる」ような悪徳業者は論外だとしても、急な水回りのトラブルは突然の予想外の出費ですから、なるべく安く抑えたいというのが本音ではないでしょうか。
しかし無理に値段を抑えようとして修理に手を抜かれては本末転倒。良いサービスを実現する体制がその業者にあるかどうかはとても重要です。

例えば私たち水協では「見積・出張費無料」、更に同業者より比較的「安価で対応も早い」と多くのお客様に喜んでいただけることが多いのですが、これらを実現する為には当然ながら理由があります。
一つはテレビCMなどをせず、広告宣伝費にお金をかけていないこと。お伺いするスタッフは下請けに任せず、自社技術者で中間マージンを発生させないこと。更にエリア毎に拠点を設け、出張にかかる経費と時間を大幅に抑えていること、などで先に述べたサービスを実現しています。

相見積を「当然」として受け入れる

会社として利益を追求する以上、相見積を避けたくなる気持ちは理解できます。
しかし冒頭に述べたように「悪徳・ぼったくり業者」が散見する水道修理業者選びで、初めて依頼するお客様が慎重になることは当然です。
医者でもセカンドオピニオンが浸透している時代ですから、水道修理で相見積をとることは極当たり前。そう考えて相見積を避ける努力をするくらいなら、相見積をしていただいた上で選ばれる企業になる努力をすべき。そう考えている業者は、信頼できる業者と言えるのではないでしょうか？

実際、私ども水協では相見積をしていただいた上で選んでいただけることも多いですし、そうして選んでいただけたお客様からはまた何かあればご連絡いただける末長いお付き合いを頂いております。

水回りのトラブルに備え、信頼できる業者を選ぼう

水漏れやトイレつまりなど、水回りのトラブルは不意にやってきます。
そんな急なトラブル時、すぐに解決したい気持ちから焦って業者を選ぶと、悪徳・ぼったくり業者に足元をすくわれてしまうかもしれません。
最近ではインターネットの口コミなどで一定の信頼度が測れますが、その評価すら悪意を持って簡単に操作することも可能な時代です。

お家を大事に綺麗に使っていても、長く住んでいれば老朽化は避けられません。
いざという時に後悔しないよう、ご自身の目で信頼できる水道修理会社をお選びください。

私ども水協も、皆様に選ばれる会社であり続けられるよう頑張ります！

水協に頂いたお客様の声